楽しい事しか書かないブログ    旅行、ガーデニング、グルメ  などなど・・


by amorematteo
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d0070045_12175136.jpg「Tiffany's Table Manners for Teenagers」
Published by RANDOM HOUSE, NEWYORK(1989)

先日、東京の映画館で
映画『カポーティ』を観た後に、
急に彼の書いた「ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany's )」がまた観たくなり、ヘップバーン主演映画(1961)をビデオで鑑賞後、
トルーマン・カポーティの原作本も読んだのですが・・

そういえば、以前お友達からプレゼントして頂いたこの本・・
ふと思い出して、またページを繰ってみました♪

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ニューヨーク五番街・ティファニー宝石店/前会長W.Hoving氏が
60年代前半、ティーン・エージャー向きに 簡単なイラスト付きでわかりやすく解説したテーブル・マナーの入門書です。 その後、版権がランダムハウス社に移って何版も重ねているようですが・・。 最初は宝石を買うとおまけでついてきたそうですよ(本店では) いいですね
これから社交界デビューする小さな紳士淑女の皆さんはもとより、簡単な英語の勉強にも役に立つかもしれません(日本語訳も出ているようですが)

Contents:
1. Let's Be Seated
2. The Soup Course
3. The Meat Course
4. Salad Course
5. The Dessert Course
6. Some Don'ts

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大人な皆さんにとってはほとんど常識的なことが書いてありますが、
「へぇ?」な事もあったりして楽しんで読めました(何かはナイショ)
「Some Don'ts」やってはいけないこと の章では  ↑こんなユーモラスなイラストも・・

初版当時(61年)は、ちょうどヘップバーンの映画が話題になり、ティファニー宝石店が一躍世界中に知れ渡った年でもあるのですが、カポーティの原作ではお店の前でクロワッサンをかじるシーンなどなく、束縛を嫌い自由な小鳥のようなヒロイン/ホリーが比喩的に「ティファニーで朝食をとる」のが”夢”だと語ったのを 無理やり映像にしたものが、皮肉にも最も有名なあのオープニングのシーンになったのだそうです。 

当然、当時の宝石店の中にはレストランもティー・ルームもなく、食事が出来るようなスペースはなかったのですが、このマナー本出版の宣伝のために臨時に会議室を模様替えし、招待客を呼んだことがマスコミの大きな話題となったと・・ 下記でご紹介する原作本の訳者である龍口氏の後書きに書いてあったのが興味深かったですね~♪

d0070045_13122593.jpgティファニーで朝食を (新潮文庫)
カポーティ (著),  龍口(たつのくち) 直太郎 (訳)

表題の中篇「ティファニーで朝食を」の他に 
3本の短編が入っています。

映画のヒロインは、他の女優さんなど考え付かないほどヘップバーンのイメージがしっかりついてしまいましたが、カポーティは「モンローにやらせたかった」と言う様に、原作の”ホリー”はちょっと違うキャラクターだと思います。 今で言うプレイガール(これ死語?)、親に捨てられた田舎生まれの少女が都会のど真ん中で生きていくために、次々と男性遍歴を重ねるが、華やかそうにみえてそれは正に孤独感の裏返し・・それが同じアパートに住む作家である”私”の目を通して語られる形をとっています。 結末は映画とはまったく違う着地点になっているのも興味深いところです。
作家の”私”=カポーティ自身のように見えますが、ホリーに自分と自分を捨てて出ていった”自由人”の母親両方を重ねているようにも見えますね。 カポーティのバイオグラフィーと照らし合わせながら読むと、なんだか妙に共通点が見えてくるのですが、いかがでしょう。
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by amorematteo | 2006-10-17 12:39 | 本、その他

今 読んでます

来月、念願のイタリア旅行に行くことになりまして・・
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ガイドブック以外に、こんな本読んでいます。 
文庫本はエイっと購入、あとのは図書館で借りて・・全部読み終わらないかもね(汗)

「イタリアからの手紙」 塩野七生著 新潮文庫  読了
1970年よりイタリアに移住された著者のエッセイ集。
イタリア各地での経験を 時にその歴史を交えつつ書かれた歯切れのいい文体はとっても気持ちよく読み進める事が出来、塩野さんの博学ぶりにはまったく驚かされる。
マフィアの話などは目からウロコだし、ナポリの泥棒の話はこれから旅行に行く身にとって大笑いしつつも参考になった。

「イタリア遺聞」 塩野七生著 新潮文庫  お出かけの際に電車などで読書中
「イタリアからの手紙」の10年後に纏められたエッセイ集。
こちらも同じくとっても楽しく読める。 
『ヴェニスの商人』で 船が沈没したからシャイロックに借金が返せなくなるアントニオは、ヴェネチアの商人としては非現実的で、もし存在しても恥さらし的存在!云々・・それは何故なのかをちゃんと解説してくれている。

「法王庁(ヴァチカン)殺人事件」 塩野七生著 朝日新聞社刊  まだ途中
「なんとかサスペンス劇場」ばりの話かな?と思ったら!
時は16世紀前半。 今まさにシスティーナ礼拝堂の天井画を製作中のミケランジェロなど登場する時代小説だった~ 著者の都市シリーズ3部作の3作目だそうで。
小説の形をとっているけれど、随時その当時の歴史的出来事や文化などの解説が入っていてとっても勉強になる。


「メディチ家殺人事件」 塩野七生著 朝日新聞社刊
若きヴェネツィア貴族マルコ・ダンドロと恋人/遊女オリンピアを主人公にする
都市シリーズの2作目。
フィレンツェを舞台に、メディチ家の陰謀に巻き込まれる二人! 面白そう~♪
ちなみにこのシリーズの1作目はこちら 宝塚で舞台にもなったそうな・・


「チェザーレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」 塩野七生著 新潮文庫
15世紀末、中部イタリアに自らの王国を創設しようとし、人間の力ではどうしようもない不運に見舞われ、大望の途中で31歳の若さで倒れた風雲児=チェザーレ・ボルジア(ローマ法王の息子)を描いているらしい。 その波乱の人生に興味深々であります♪
「法王庁殺人事件」の中でもふれられていたので、読むのが楽しみ。


「ヴェネチアの宿」 須賀敦子著 文芸春秋社刊
イタリア人と結婚し、留学経験もお持ちの著者のエッセイ集。
評判を聞いて以前から読んでみたかった。
お父様への思慕など泣けるお話もあるそうで、早く読んでみたい。
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by amorematteo | 2006-06-25 18:39 | 本、その他